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コラム
2025.6.2 コラム

【大人の食育】とは?

やさしく・ととのう暮らし──大角梓さんの実践と挑戦

私たちの日常は、忙しさのなかに埋もれがちです。食べることも、動くことも、知らず知らず「こなす」ものになっていませんか。けれど、その“何気なさ”の積み重ねが、やがて心や体、そして人とのつながりにも影響していく──そんな気づきを、そっと差し出してくれるのが、大角梓さんです。

https://www.facebook.com/azusa.osumi.3

管理栄養士としてキャリアを積み、やがて彼女が選んだのは「個人に寄り添うヘルスケア」の道。食事指導にとどまらず、ヨガインストラクターとしての顔も持ち、東京都府中市では「fuchu.yoga」を運営。少人数制のヨガレッスンや季節のレシピ提案を通じて、“がんばりすぎない整え方”を伝えています。

印象的なのは、彼女が提案する「大人の食育」という考え方。

大人の食育とは?

それは単に健康を保つための栄養学ではなく、「自分の心と体に耳を澄ませる」ための暮らしの知恵。夏野菜のピクルスや発酵調味料を使ったレシピなど、簡単でおいしく、日常の延長線上にある工夫が、自然とわたしたちを整えてくれるのです。
子ども時代の食育が「食べ物の大切さを学ぶ」ものだとすれば、大人の食育は「暮らしのリズムを整えるための再学習」。梓さんは、働き盛りのビジネスパーソンや、家族を支える世代、自分の健康に不安を感じる大人たちへ、「無理をしない、でもきちんと自分を見つめる」習慣づくりを提案しています。

信念の体現

そのような信念を持つ梓さん。2025年には新たに【株式会社emari】を設立。「笑み」+「まる」=“笑顔がつながる場所”という社名には、「食卓を通じた人と人とのつながりを大切にしたい」という彼女の信念が込められています。
家族と囲む夕食、誰かと笑いながら食べる時間──食は栄養を届けるだけでなく、人の心をやわらげ、つなぐ力を持っています。

emariが目指すのは、そんな“まあるいじかん”を生み出すこと。美味しいごはんを囲んで笑い合う、何気ないけれどかけがえのない時間が、「孤」や「疲れ」をそっとほぐしていくと、彼女は信じています。

豊かさの原点として


たべる。わらう。つながる。

「食卓を通じて人々をつなげたい」
梓さんの想い。
それは、大人になった私たちが見直すべき、豊かさの原点なのかもしれません。

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