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コラム
2025.6.19 コラム

「ビジネスのかたりべ」として生きる、リブランディングの伴走者

リブランディングコンサルタント――後藤 黄木(きこ)さん

ウェブサイト、パッケージ、パンフレットなどのデザインと聞くと、多くの人は「制作代行」のイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし、後藤きこさんのスタンスは、それとは一線を画します。

「かたりべ堂」という屋号のもと、彼女が取り組んでいるのは、単なるデザインではなく、その背景にある「語るべき物語」に深く寄り添うこと。お客さまが内に秘めている想いや価値を丁寧に紐解き、言葉にし、かたちにしていく――その姿勢はまさに、ストーリーテラーであり、「ビジネスのかたりべ」という表現がふさわしい存在です。

戦略を伴うデザイン

きこさんの仕事の核にあるのは、「リブランディング」という考え方。経営者自身が無意識に抱える「なんとなくのイメージ」や「思い込み」を丁寧に掘り起こし、お客さまの本質的な価値を見出していくプロセスです。
そのために彼女がまず行うのは、対面での傾聴。じっくりと耳を傾けながら、言葉とデザインに落とし込む。これは、ただの制作ではありません。【戦略を伴うデザイン】です。

実際に手がけるのは、ブランドコンセプトの再設計から、ウェブサイト、パッケージデザイン、パンフレットやリーフレットなどの販促ツールといった制作物ですが、そこに込められるのは「語られるべき本質」。加えて、その品質にも一切の妥協がありません。業界では珍しくない「何度も修正」を前提とした進め方ではなく、「一度で納得できる完成度」を目指す――そのために、事前の設計や合意形成に力を注ぐのも、きこさん流です。

強さと優しさが宿る、きこさんの原点

そんな確固たる信念が築かれるまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。若くして旦那さんを病で亡くし、幼いお子さんを抱えながらの生活。週に2〜3回の徹夜も当たり前という過酷な状況の中、生活と仕事の両立に奮闘する日々が続きました。それでも、彼女は立ち止まりませんでした。

「私の辞書に不可能はない」

そう語るきこさんの言葉には、数々の困難を乗り越えてきた人だけが持つ、芯のある優しさが滲み出ています。その強さがあるからこそ、お客さまの本当の声に寄り添うことができるのです。

ビジネスのかたりべ きこさんが届けるもの

きこさんが提供するのは、単なるデザインではありません。話すことによって得られる安心感や、言語化によって自分自身を再認識する体験。さらには、自分では気づかなかった強みや想いに出会う「再発見の場」でもあります。

 • 安心感と自己理解:話すことで、自分の感情や状況を整理できる
 • 言語化の体験:他者に語ることで、自分の価値観や考えが明確になる
 • 再発見のきっかけ:眠っていた“声”に気づく場を提供する

今の時代、自分の声を受け止めてくれる「言葉の居場所」が求められています。きこさんは、それを静かに、けれど確かに差し出してくれる存在です。

ビジネスのかたりべとして「再定義」を支える

誰かに言いたくても言えなかったこと、優しい聞き手の存在に救われた経験――そうした背景があるからこそ、きこさんは「安心して話せる空間」を自然に生み出せるのでしょう。

デザインに携わる人は多くいますが、「お客さまの幸せや成功までを想像し、その未来を一緒に描ける人」は少数派。その一人が【リブランディングコンサルタント】後藤きこさんなのです。

お客さまの「再定義」を支え、かたりべとして物語を形にする。それが彼女の仕事であり、生き方そのものと言えるでしょう。
▶︎ かたりべ堂 ウェブサイト https://kataribedo.jp/


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