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コラム
2024.9.4 コンサルの取り組み方

予防医学が紡ぐ未来の健康

元トップアスリートの新たな一歩

最近、仕事を通じて知り合った新井田 楓さん。
救命救急・災害医療センターの集中治療室で看護師として活躍してきました。
しかしその現場で、治療には限界があることを知り、予防医学の大切さを学んだ楓さん。
このほど、その予防医学を事業の主軸とした企業へ、転職を果たしました。

予防医学とは

予防医学は、1953年米国の医学者により「病気を予防し、生命を延長し、身体ならびに精神の健康と能力を増進する科学と技術である」と定義されたものです。
健康増進・発病予防は一次予防、早期発見・早期治療は二次予防、機能維持・回復は三次予防と呼ばれています。
わかりやすく言うと、病気にならないように取り組むこと。
これは病気の予防はもちろん、発症した病気の進行を遅らせることや、再発や合併症の防止なども含まれます。
病気になってから治すのではなく、病気になりにくい身体作りを日常的に行い、健康を維持しようという発想ですね。

一無二少三多

予防医学が特に必要とされる生活習慣病は、長い時間をかけて進行し、症状を自覚しにくいという特徴があります。
これは中高年になってからではなく、若いうちから適正な生活習慣を心がけることが大切です。
『一無、二少、三多』は、その心がけるべき生活習慣をわかりやすく表現した健康標語です。
筆者の伯父である池田義雄が、日本生活習慣病予防協会の代表理事を務めていた1991年に提唱したものです。
https://seikatsusyukanbyo.com/main/yobou/02.php
一無:タバコ
二少:少食、少酒
三多:多動、多休、多接

予防医学が紡ぐ未来の健康

すべての人にとって身体は資本です。
筆者がクボタに勤務していた当時の社長は、出張先で急死しました。
ビジネスパーソンとしてとてもスゴくて、そして生活習慣もある意味スゴい人でした。
筆者は訃報を聞いた時、せっかく多くのものを積み上げてきたのに、もったいない人生だなぁと感じたものです。
それこそ、予防医学がいかに大切かと、痛感させられる出来事でした。

若い力にエールを送ります!

上述の楓さんは、バドミントンでオリンピック出場を目指すトップアスリートでした。
でも怪我で断念せざるを得ませんでした。
失意から立ち直っていく中、看護師として医療の世界に飛び込んでいった彼女は、今度は予防医学でみんなの健康を紡ごうと決心しました。
母子家庭に育ち、人一倍負けず嫌いで頑張り屋さん。いつも優しく包んでくれるお母さまに見守られながら、新たな世界で挑戦します。
目標は、
・予防医学を世の中に広め、防ぎ得た後悔を無くすこと
・誰かの原動力になるような人になる
とのこと。楓さん、応援していますよ(^-^)

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