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コラム
2024.11.1 コンサルの取り組み方

薬膳がもたらす健康経営

薬膳とは何か

最近、仕事を通じて知り合った板谷 ゆかさん。
https://www.instagram.com/dishplus_yuka/
予防医学の観点から、食事と健康の因果関係と、その重要性について語るコンサルタントです。
「国際中医薬膳師」という、日本における薬膳師の最高位の資格をお持ちです。
これは、日本中医食養学会が発行する資格で、国際ライセンスです。
セミナーの講師としても活躍されています。

薬膳は、中国の中医学という伝統医療から派生、日本で発展したものです。
中医学は現代医学と違い、人間が持っている自然治癒力を活かし、生薬を使って改善を促します。
薬膳には、身体を温めたり血行を促進する食材があり、冷え解消やデトックス効果が期待できます。
板谷さんは、薬膳による食事療法で、普段の食事で健康効果をもたらすことを目指しています。

でも、薬膳って何やら難しい、あるいは入手困難な食材を使うのではないかと思いませんか?
ところが板谷さんは、スーパーなどで買える一般的な食材でも薬膳はできると言います。

最愛の母への想い

板谷さんがこの道に進むきっかけとなったのは、若くしてがんで亡くなった母への想いです。
日々弱っていく母のために板谷さんができることは、食事を作ることぐらいしかありませんでした。
しかし、それがきっかけで東洋医学や薬膳に出会い、学びを深め、最高位の資格に到達しました。
この経験を通して「病気になる前に気づくことの大切さ」を痛感したそうです。
そして今は、使命感を持ってコンサルティングやセミナーの場で活動を続けています。

薬膳を通じたコンサルティング

板谷さんは、企業の健康診断や日常の生活に役立つ助言をしています。
このように板谷さんのコンサルティングは、手軽に多くの人が健康を管理できるような支援です。
どのようなことでも同じですが、ハードルが高いと感じると、誰もやろうとしない。
薬膳もハードルが高いのでしょうか?いや、板谷さんは違います。
例えば、
 ・コンビニでも手軽に選べる食材を使ったレシピの開発
 ・忙しい経営者でも無理なく続けられる「体質別の薬膳スムージー」の提案
など、実生活に取り入れやすい工夫を凝らしています。
薬膳料理を紹介するといった一方的なものではなく、経営者が健康になれば企業体質も健全になると信じ、板谷さんは産業医などを通じた健康経営のコンサルティングに意欲を示しています。

薬膳師としてのこだわり

板谷さんの目標は、人工知能が進化する現代であっても「現地に赴き、一次情報を提供する」ことで選ばれる存在になることです。
健康に関する情報を現地で学び、そして体験し、自らの目で見た「本物の情報」をもとに人々に伝えることを重視しています。
製造業で言う3ゲン主義:現場・現物・現実を大切にしているのですね。

そして、板谷さんが語った印象的な言葉。
それは、一流の医者は病気を治す。でも超一流の医者は、病気にならないように指導する。
これは、別のコラム:新井田 楓さんのご紹介でも述べたことと同じでした。
【予防医学が紡ぐ未来の健康】
https://shuhari-biz.com/column/consultant/2024-09-04/548/

筆者も還暦を迎え、両親も高齢となり、健康管理の大切さをより強く感じるようになった今日この頃です。
ゆかさん、応援しています(^^)/

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